溺愛体質な王子2人が甘すぎます
「桃華ちゃん……っ!!」

「美優まで?」

さっきの和歌ちゃんみたいにすごく驚いていた。

友達に何か言ったあと、私達の方へ急いで駆け寄ってきた。

「2人ともどうしたの〜?」

「なんか美優が話あるらしいんだよね」

「えぇ、美優が〜?珍しい」

「そ、そんなにかな?」

私が話をするのは珍しいのかな?

もしかしたらもう休み時間が終わるかも……。

じゃあ今言う方がいいよね。

そう思い、2人の方を見た。

とにかく友達ができた事と、お昼ご飯を食べられない事を言わなきゃ。

「あのね……っ!実は友達が出来たの!」

私が少し大きい声で言うと、2人は目を見開いて私を見ていた。

「えぇぇっ!!美優に友達出来たの!?」

「美優から話しかけたの!?」
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