溺愛体質な王子2人が甘すぎます
すると隣の席から話しかけられた。

「美優ちゃん遅れそうになってたね〜」

「え……」

いきなり話しかけられて、なんて言葉を返したらいいのやら。

もう分からない。

「あれ?シカト?酷いよ美優ちゃん」

「あ、う……っ。遅れなくて良かったです……」

それだけ返して私は彼に背を向ける。

「ねぇ、美優ちゃんこっち向いて」

そうお願いされ、一瞬だけ振り向こうと思った。

振り向いて高崎四季と目を合わせた。

すると高崎四季は顔を真っ赤にさせた。
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