溺愛体質な王子2人が甘すぎます

誰にでも優しい王子様と黒王子

授業が終わり、ついにお昼休み。

私がお弁当やらなんやらを準備していると、奈津ちゃんと結愛ちゃんがやってきた。

「どこで食べる?」

奈津ちゃんが聞いてきた。

それに結愛ちゃんが答えた。

「教室じゃゆっくり話せないし屋上は?」

「あーいいね!屋上にしよう!美優はどう思う?」

いきなり話を振られて胸がドキッとした。

「私はどこでもいいよ……!」

「じゃあ屋上で決まり!さっ、もう行こうか!」

「あたしもお腹減っちゃったから早く行こ〜」
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