こじらせカップルはめんどくさい
第1章
彼氏
「ねー、離してーー」
「だめ、いま充電中」
後ろからお腹に回ったがっしりとした腕がわたしのことをホールドして離さない。
振り向いて、その腕を主をキッと睨むと、心底嬉しそうに口角をあげた。
「なゆかわい」
「っ~~!うるさいっ!だまれっ!」
はーなーせー!
とじたばた暴れるも離してくれる気配は全くない。
「お、あきらめた」
こういうときは、暴れてもどうにもならない。
おとなしくされるがままにするのが先決なのだ。
「5分だけだからね」
「だめ、いま充電中」
後ろからお腹に回ったがっしりとした腕がわたしのことをホールドして離さない。
振り向いて、その腕を主をキッと睨むと、心底嬉しそうに口角をあげた。
「なゆかわい」
「っ~~!うるさいっ!だまれっ!」
はーなーせー!
とじたばた暴れるも離してくれる気配は全くない。
「お、あきらめた」
こういうときは、暴れてもどうにもならない。
おとなしくされるがままにするのが先決なのだ。
「5分だけだからね」
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