地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。【長編】
だから許して欲しいと弱々しく言った後、また桃子はまた眠ってしまった。
「ももがこう言ってる以上俺からは何も言わねぇ」
そう言って車に乗り込む。
「「っありがとうございます!」」
そして赤宮、青葉も違う車へ乗り込んだ。
黒神、白洲の乗っている車内では、眠っている桃子を起こさないように、あの件について話をしていた。
「あの件まだわからないのか?」
「その件ならさっき連絡があった」
あの件とは前に桃子が両親達に言われていたという
【あんた“が”死ねばよかったのに】
という言葉。
それがどういう意味なのか、ずっと調べさせていた。