地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。【長編】

「今日はここまでにしとこうか」


手を止めるように鉛筆を持っている桃子の手の上へ白洲の手を乗っける。

手を止められ渋々といった感じで「わかった」と返した。


片付け終わってから「みーやのとこ行ってくる」と言って白洲の部屋を出て行ってしまった。


「?」


白洲は少し手に違和感を感じながら元の自分の仕事を始める。


(コンコン)

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