地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。【長編】
「ねつ?」
(コンコン)
ノックが聞こえ扉が開く。
「黒神、ももちゃんさ···」
いいかけて桃子がいることに気づく。
「あれこっちにきてたの?ちょうどいいや、ももちゃん熱ある?」
先ほど自分の部屋に来ていた時に、手がいつもより熱いことが気になって、もしやと訪ねてきた。
「え、熱すか?」
話している途中に赤宮、青葉もいつもと様子が違う桃子を心配して黒神の部屋へ。