地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。【長編】
「あーン·····ん〜〜·····」
「もも、ちゃんともぐもぐしろ」
桃子は少し食べたらまた眠たくなったようで、ウトウトしていた。
しかし口の中には先ほど入れたばかりのお粥が入っているのだが、眠たさが勝って口を動かすのも億劫なよう。
「もう少し食べろ」
「ん〜」
そしてやっと半分を食べ終わり、薬を飲ませ、先ほど薬と一緒に買って来させた冷えピタをおでこに貼って、背中をトントンして寝かしつけた。
「ももちゃん熱あると甘えたになるんだね」
「心配っすけど可愛かったすね」
「今までどうしてたんでしょうね」
黒神を除く3人は桃子のことについて話していた。