地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。【長編】
「──も早く彼氏作りなよ」
「·····私は·····そいうのはいいかな」
「モテるのに」
「モテないし」
「これからまた写真撮りにいくの?」
「うん!今桜が満開なんだ〜」
「ほどほどにね、じゃあまたねっ」
「うん!またね!」
2人の女性は手を振って別れた。
桜を見にいく途中で彼女は少し考え事をしていた。
「·····“誰”なんだろう·····」