地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。【長編】

そして最初に紹介されたリビングに戻ってきたら、青葉がなにやらご飯を作っていた。


2人が戻って来たのに気づき、
「ハンバーグだ。もう少しで出来る」と手際よく料理をする。


「おっ!子供はやっぱりハンバーグだよな!」


ハンバーグのいい匂いがする。


少しして、
「よし、できたぞ」と桃子の前にハンバーグが乗っているお皿と、お米を盛ったお茶と箸を置いてくれた。
 

しかし桃子は今まで、箸やスプーン、フォークなどを使ってご飯を食べたことがなかったのだ。


今までは手で掴んで食べれるパンなどしか食べさせてくれなかった。

そのため手でお米をつかもうとする。


「っえ···」


その行動にびっくりした青葉はそれを止めさせた。

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