地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。【長編】
「だって·····お母さんも、お父さんも、おばあちゃんも、おじいちゃんも、みんな、なんであんたが生まれたのって·····言ってた」
「そんなくそな親達の言うことを信じなくていい!
忘れろとは言わねぇ、でも、これだけは覚えていて欲しい。
俺達はお前が!
ももが!
大好きだッ!!───·····」
「っ·····」
その一言を聞いて、桃子は涙が溢れて止まらなかった。
(ガチャッ)