地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。【長編】
今度は母親が黒神達に声を荒げる。
黒神達は母親を睨みつける。
「テメェー!」
今にも殴り掛かりそうな赤宮を白洲は止める。
「っなんで止めるんすっか!!一発くらい殴らないと気が済まないっすよ!」
「ももちゃんの前だよ」
「っ·····」
「ゴホッゴホッ、っやめて·····」
黒神の腕の中にいる桃子が赤宮にそういった。
「ももちゃんッ!」
赤宮は桃子の方に近づく。
「私は大丈夫だから」