キミの正体 ~実は独占したがり超絶オオカミでした~
***
10時過ぎに動物園に到着。
中は結構賑わっている。
さすがオープンしたてだ。
「玲乃!私ゴリラ見たい!どこ!?」
「どこだろー、あっ、あれそうじゃない!?」
千紗がゴリラ見たい、と連呼するので、パンフレット片手にゴリラコーナーを探していたのだがちょうど園内に入ってすぐのところにゴリラはいた。
「きゃー! ゴリラだー!」
「おぉー、デカイね」
隣でパシャパシャとシャッター音を響かせる千紗。
よっぽどゴリラが好きみたい。初知りだ。
それから、先程私が見たいと言ったうさぎコーナーに行った。
そこはふれあい広場になっていて、自由にうさぎを触っていい、とのこと。
「ふわふわ〜、癒されるわー、あ!あの子可愛いよ!」
「ほんとだ!玲乃この子持ってて!」
「はいはい」
抱き抱えていた白うさぎを私に託すと少し遠くにいる黒うさぎの元に向かっていった千紗。
天真爛漫で惜しむことなく楽しむ千紗を見ていたら自然と朝のことなんて忘れられて私も眉間のシワなどどこかへ吹っ飛び、笑顔を取り戻していた。
膝の上にちょこんと乗ったうさぎちゃんが私の指をクンクン、と匂って顔を擦り付けて来る。
10時過ぎに動物園に到着。
中は結構賑わっている。
さすがオープンしたてだ。
「玲乃!私ゴリラ見たい!どこ!?」
「どこだろー、あっ、あれそうじゃない!?」
千紗がゴリラ見たい、と連呼するので、パンフレット片手にゴリラコーナーを探していたのだがちょうど園内に入ってすぐのところにゴリラはいた。
「きゃー! ゴリラだー!」
「おぉー、デカイね」
隣でパシャパシャとシャッター音を響かせる千紗。
よっぽどゴリラが好きみたい。初知りだ。
それから、先程私が見たいと言ったうさぎコーナーに行った。
そこはふれあい広場になっていて、自由にうさぎを触っていい、とのこと。
「ふわふわ〜、癒されるわー、あ!あの子可愛いよ!」
「ほんとだ!玲乃この子持ってて!」
「はいはい」
抱き抱えていた白うさぎを私に託すと少し遠くにいる黒うさぎの元に向かっていった千紗。
天真爛漫で惜しむことなく楽しむ千紗を見ていたら自然と朝のことなんて忘れられて私も眉間のシワなどどこかへ吹っ飛び、笑顔を取り戻していた。
膝の上にちょこんと乗ったうさぎちゃんが私の指をクンクン、と匂って顔を擦り付けて来る。