パブリックダーリン~私と彼と彼氏~
やばい、やばい、やばい…っ!
あれは絶対ダメだ…!
柏木先輩に怒鳴っちゃったどーしよ~!?
わぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~っ!!!
わかんないけどやみくもに、とにかく本屋から離れたくて、どうか柏木先輩が追って来ませんようにって祈りながら走った。
ど、どこまで走ればいいんだろ!?
てゆーか全然走れない!
もう疲れたし私の足じゃちっとも早くないし!
「彗くん…っ」
ずびっと鼻をすする。
もうなんだかわかんない、なんでこんなに泣きそうなんだろ、なんで…っ
走りながら肩にかけてたポシェットを開けてスマホを取り出した。
画面をタップして電話をかけた、声が聞きたくて。
彗くんの声が…!
「もしもし紫衣ちゃん!」
「彗く、ん…っ」
息が上手く出来ないから上手く声が出ない。はぁはぁって乱れた呼吸だけ電話の向こうに伝わっちゃってる。
「紫衣ちゃん、どうしたの?なにかあったの?」
「どうしよう、柏木先輩がっ」
「ん?」
「めちゃくちゃ怒ってるかも!怒らせちゃったかも!でもだってねっ、柏木先輩が…ッ」
…え、待って?
これって彗くんに言っていいんだっけ??
いっぱいいっぱいになっちゃって勢いで彗くんに電話したけど、柏木先輩の話ってしていいんだっけ…言っちゃっ
「絶対言うなって言ったよなァ」
ハッと気付いた時にはもうケイの重低音溢れる声が電話から響いて来た。
こ、これはこれでやばい!やられる…!!
「紫衣、今どこだ?」
ふと立ち止まって辺りを見た。
「え、あっ…コンビニ。カラオケの隣の…」
「すぐ行くからそこで待っとけよ!」
「…っ」
「いいか?絶対動くんじゃぇぞ…!」
「は、はい…」
これは確実にやられる…!!!
あれは絶対ダメだ…!
柏木先輩に怒鳴っちゃったどーしよ~!?
わぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~っ!!!
わかんないけどやみくもに、とにかく本屋から離れたくて、どうか柏木先輩が追って来ませんようにって祈りながら走った。
ど、どこまで走ればいいんだろ!?
てゆーか全然走れない!
もう疲れたし私の足じゃちっとも早くないし!
「彗くん…っ」
ずびっと鼻をすする。
もうなんだかわかんない、なんでこんなに泣きそうなんだろ、なんで…っ
走りながら肩にかけてたポシェットを開けてスマホを取り出した。
画面をタップして電話をかけた、声が聞きたくて。
彗くんの声が…!
「もしもし紫衣ちゃん!」
「彗く、ん…っ」
息が上手く出来ないから上手く声が出ない。はぁはぁって乱れた呼吸だけ電話の向こうに伝わっちゃってる。
「紫衣ちゃん、どうしたの?なにかあったの?」
「どうしよう、柏木先輩がっ」
「ん?」
「めちゃくちゃ怒ってるかも!怒らせちゃったかも!でもだってねっ、柏木先輩が…ッ」
…え、待って?
これって彗くんに言っていいんだっけ??
いっぱいいっぱいになっちゃって勢いで彗くんに電話したけど、柏木先輩の話ってしていいんだっけ…言っちゃっ
「絶対言うなって言ったよなァ」
ハッと気付いた時にはもうケイの重低音溢れる声が電話から響いて来た。
こ、これはこれでやばい!やられる…!!
「紫衣、今どこだ?」
ふと立ち止まって辺りを見た。
「え、あっ…コンビニ。カラオケの隣の…」
「すぐ行くからそこで待っとけよ!」
「…っ」
「いいか?絶対動くんじゃぇぞ…!」
「は、はい…」
これは確実にやられる…!!!