パブリックダーリン~私と彼と彼氏~
「紫衣歌わねぇの?」
「え、歌う!歌うよ!」
「ん」
見ていたデンモクを渡された。所在に困ったウエハースをパフェの上に戻してデンモクを受け取った。
何歌おう…、カラオケ久しぶりだしいつも何歌ってたっけ?
「ねぇケイは?カラオケ…来たことあるの?」
「あるわけねーだろ」
「あ、だよねそーだよね」
柏木先輩と来ない限りケイがカラオケに来ることなんてないよね、デンモクずっといじってたから曲探してるのかなって思ってたけどデンモクが気になって見てたのかな。
「…好きな曲とかあるの?」
「は、なんだよそれ」
「いや、なんとなく…どんな曲が好きなのかなって」
「ねぇよ、別に」
ソファーの背もたれに背中を預け、モニターから流れてる映像を見てる。全然おもしろそうな顔はしてないけど、たぶんこれが通常運転だもん。
「じゃあ!好きなアーティストは!?誰かいる!?」
「いねぇよ」
「テレビは!?何か見るの!?」
「別にない」
「あ、じゃあ漫画は!彗くんの部屋いっぱい漫画置いてあったよね!何か読んだり…っ」
「……。」
気付いたら前のめりになっててケイの方に近付いてた。
「あ、ごめん…」
スッと体を戻した。
やっちゃった、つい…いろいろ聞きたくなっちゃってわぁってなっちゃった。
「え、歌う!歌うよ!」
「ん」
見ていたデンモクを渡された。所在に困ったウエハースをパフェの上に戻してデンモクを受け取った。
何歌おう…、カラオケ久しぶりだしいつも何歌ってたっけ?
「ねぇケイは?カラオケ…来たことあるの?」
「あるわけねーだろ」
「あ、だよねそーだよね」
柏木先輩と来ない限りケイがカラオケに来ることなんてないよね、デンモクずっといじってたから曲探してるのかなって思ってたけどデンモクが気になって見てたのかな。
「…好きな曲とかあるの?」
「は、なんだよそれ」
「いや、なんとなく…どんな曲が好きなのかなって」
「ねぇよ、別に」
ソファーの背もたれに背中を預け、モニターから流れてる映像を見てる。全然おもしろそうな顔はしてないけど、たぶんこれが通常運転だもん。
「じゃあ!好きなアーティストは!?誰かいる!?」
「いねぇよ」
「テレビは!?何か見るの!?」
「別にない」
「あ、じゃあ漫画は!彗くんの部屋いっぱい漫画置いてあったよね!何か読んだり…っ」
「……。」
気付いたら前のめりになっててケイの方に近付いてた。
「あ、ごめん…」
スッと体を戻した。
やっちゃった、つい…いろいろ聞きたくなっちゃってわぁってなっちゃった。