パブリックダーリン~私と彼と彼氏~
darling2.)
あれからずっと彗くんのことを考えてる毎日、ケイは全部見てるって言ってたけど彗くんは見てるのかな?見えてるのかな?
何度問いかけても出て来てはくれなくて、もう愛想つかされちゃったのかな私。
「調べて何かわかるといいなぁ」
ひゅーっと冷たい風が吹く、息を吐けば白くなりそうなくらい寒くてぶるっと体が震える。
今日は日曜日、今日はケイと図書館へ行く約束をしていた。
少しでも何かできたらいいなって、本を調べることにした。
スマホで調べるより本探した方が何かわかるかもしれないし、図書館ならそーゆう本もあるかもしれないもんね…あったらいいなぁ。
「今ケイどの辺かな?もう図書館着いたかな…」
図書館の前集合ねって約束をした、ここをまっすぐ行って1つめの角を曲がれば図書館が見えて来るから…
でもLINEも電話もケイ宛にはできなくて。
彗くんが帰って来た時、私とケイのやり取りを見てどう思うかなって考えたら…だから私の送ったLINEには既読が付かない。ケイも見ようとしてないから。
早く読んでほしいなぁ、彗くん読んでないよね…?
「小村さん」
その声にドキッと心臓が震えた。
ポシェットからスマホを取り出そうと思ったのに手が止まっちゃった。
ゆっくり振り返る、ドッドッと鳴る胸を押さえながら。
「柏木先輩…っ」
にこりと微笑んで私を見てた。
「こんにちは」
「こ、こんにちは…」
表の柏木先輩は傍から見るとすごく感じがよくてとっつきやすい良い人に見える、だからここで話しかけられても周りから見れば何の違和感もないの。
それが私からするとちょっと、いやかなり困っちゃうわけで。
何度問いかけても出て来てはくれなくて、もう愛想つかされちゃったのかな私。
「調べて何かわかるといいなぁ」
ひゅーっと冷たい風が吹く、息を吐けば白くなりそうなくらい寒くてぶるっと体が震える。
今日は日曜日、今日はケイと図書館へ行く約束をしていた。
少しでも何かできたらいいなって、本を調べることにした。
スマホで調べるより本探した方が何かわかるかもしれないし、図書館ならそーゆう本もあるかもしれないもんね…あったらいいなぁ。
「今ケイどの辺かな?もう図書館着いたかな…」
図書館の前集合ねって約束をした、ここをまっすぐ行って1つめの角を曲がれば図書館が見えて来るから…
でもLINEも電話もケイ宛にはできなくて。
彗くんが帰って来た時、私とケイのやり取りを見てどう思うかなって考えたら…だから私の送ったLINEには既読が付かない。ケイも見ようとしてないから。
早く読んでほしいなぁ、彗くん読んでないよね…?
「小村さん」
その声にドキッと心臓が震えた。
ポシェットからスマホを取り出そうと思ったのに手が止まっちゃった。
ゆっくり振り返る、ドッドッと鳴る胸を押さえながら。
「柏木先輩…っ」
にこりと微笑んで私を見てた。
「こんにちは」
「こ、こんにちは…」
表の柏木先輩は傍から見るとすごく感じがよくてとっつきやすい良い人に見える、だからここで話しかけられても周りから見れば何の違和感もないの。
それが私からするとちょっと、いやかなり困っちゃうわけで。