パブリックダーリン~私と彼と彼氏~
「話を変えて、紫衣と柏木はどうなの?」
「え?」
「いや、今も紫衣と付き合ってるのはわかってるけど…最近柏木大人しくない?」
…うん、こっちもこっちでその噂の風評被害を受けまくりなんだ。
フルーツオ・オレは飲み終わったけどお弁当にちっとも手が付けられないよ、1人窓の外を見ながらぼぉーっとしてるケイ見てたら。
「いつもはでっかい声で喋って騒ぎながらお昼食べてるのに、最近妙に落ち着いてるよね」
「うん…」
これもきっとなんでだろってシンプルに思うこと。机に座ったまま頬杖を付いてどこを見てるのかわからない瞳で外を見てる彗くんなんて、みんなびっくりしちゃうよね。
「ちょっと前から雰囲気変わったなって思ってたけど最近はめちゃくちゃ静かで別人みたい」
別人、美月がそう感じるのもわかるよ。
実際にそうなんだから、信じられないかもしれないけど。
だけどこれが1番言えないの、ケイとの約束だもん。
「ちょっと…、まぁあれだからかなぁ」
めちゃくちゃ歯切れ悪く答えることしかできなかった。
器用に彗くんを演じていたケイはもういなくて、日が長くなるにつれてケイがケイなりに存在して毎日を過ごしてるようになった。
だけど学校はケイにとって日常じゃなかった場所だもんね、もう疲れちゃったよね…
「よね、あの噂で1番ダメージ受けてるのは柏木だしね。大丈夫なの?」
「大丈夫…」
噂の影響力はどれだけあるか私が1番よく知ってる、あんな思いもうしたくない。だからケイだって…
「じゃないと思う」
「だよねぇ」
ほんと、噂ってくだらないよね。
嘘ばっかりなのにね。
「え?」
「いや、今も紫衣と付き合ってるのはわかってるけど…最近柏木大人しくない?」
…うん、こっちもこっちでその噂の風評被害を受けまくりなんだ。
フルーツオ・オレは飲み終わったけどお弁当にちっとも手が付けられないよ、1人窓の外を見ながらぼぉーっとしてるケイ見てたら。
「いつもはでっかい声で喋って騒ぎながらお昼食べてるのに、最近妙に落ち着いてるよね」
「うん…」
これもきっとなんでだろってシンプルに思うこと。机に座ったまま頬杖を付いてどこを見てるのかわからない瞳で外を見てる彗くんなんて、みんなびっくりしちゃうよね。
「ちょっと前から雰囲気変わったなって思ってたけど最近はめちゃくちゃ静かで別人みたい」
別人、美月がそう感じるのもわかるよ。
実際にそうなんだから、信じられないかもしれないけど。
だけどこれが1番言えないの、ケイとの約束だもん。
「ちょっと…、まぁあれだからかなぁ」
めちゃくちゃ歯切れ悪く答えることしかできなかった。
器用に彗くんを演じていたケイはもういなくて、日が長くなるにつれてケイがケイなりに存在して毎日を過ごしてるようになった。
だけど学校はケイにとって日常じゃなかった場所だもんね、もう疲れちゃったよね…
「よね、あの噂で1番ダメージ受けてるのは柏木だしね。大丈夫なの?」
「大丈夫…」
噂の影響力はどれだけあるか私が1番よく知ってる、あんな思いもうしたくない。だからケイだって…
「じゃないと思う」
「だよねぇ」
ほんと、噂ってくだらないよね。
嘘ばっかりなのにね。