パブリックダーリン~私と彼と彼氏~
「ん?」
でも奥から何か小さなものが出て来た。
「なんだコレ?」
銀紙に包まれた小さなもの…、見るからにガムだよね?
よくコンビニとかで売ってる10粒ぐらい入ってる縦長の包装のうちの1つ、粒状のガムだった。
手のひらに乗せたガムに彗くんが顔を近付けた。
「あ、これカラいやつだ!」
匂いで味がわかったらしい。
「うわーっ、オレこれ嫌いなんだよね!マジで匂いも無理なの!」
「私もあんまり好きじゃないかも、おいしくないよね」
「ね!カラくて食べられないんだよ!」
あのスースーする感じとずっと舌が刺激されてる感じが好きじゃない、彗くんも好きじゃないって聞いてなぜかちょっと嬉しくなった。
「でもなんでポケットに入ってるんだろ?オレ絶対食べないのになぁ」
銀紙で包まれたガムを見ながら彗くんが首をかしげた。
「間違えて入れちゃったとか?」
「間違えて…ある?そんなこと?」
「あんまないかもしれない」
食べようとしなきゃズボンのポケットに入れることなんかないとは思うけど、しかも匂いも無理ならなおさら手に取ることなんかないよね。
あとは誰かが入れたとか?
え、でもそんなの普通にありえないか。
「まぁいいか!それより何食べるか決めよ~!」
そう言ってもう一度ガムをポケットに戻してスマホを取り出した。
あーでもないこーでもないって言ってるうちに順番は進み、すぐに私たちが注文する番になった。
でも奥から何か小さなものが出て来た。
「なんだコレ?」
銀紙に包まれた小さなもの…、見るからにガムだよね?
よくコンビニとかで売ってる10粒ぐらい入ってる縦長の包装のうちの1つ、粒状のガムだった。
手のひらに乗せたガムに彗くんが顔を近付けた。
「あ、これカラいやつだ!」
匂いで味がわかったらしい。
「うわーっ、オレこれ嫌いなんだよね!マジで匂いも無理なの!」
「私もあんまり好きじゃないかも、おいしくないよね」
「ね!カラくて食べられないんだよ!」
あのスースーする感じとずっと舌が刺激されてる感じが好きじゃない、彗くんも好きじゃないって聞いてなぜかちょっと嬉しくなった。
「でもなんでポケットに入ってるんだろ?オレ絶対食べないのになぁ」
銀紙で包まれたガムを見ながら彗くんが首をかしげた。
「間違えて入れちゃったとか?」
「間違えて…ある?そんなこと?」
「あんまないかもしれない」
食べようとしなきゃズボンのポケットに入れることなんかないとは思うけど、しかも匂いも無理ならなおさら手に取ることなんかないよね。
あとは誰かが入れたとか?
え、でもそんなの普通にありえないか。
「まぁいいか!それより何食べるか決めよ~!」
そう言ってもう一度ガムをポケットに戻してスマホを取り出した。
あーでもないこーでもないって言ってるうちに順番は進み、すぐに私たちが注文する番になった。