パブリックダーリン~私と彼と彼氏~
「あ、待って紫衣ちゃん!」
今度はおにぎりを食べようとかぶりつこうとした時、彗くんに止められた。
「ん?」
「ハチマキほどけちゃってるよ」
後ろで縛ったハチマキが緩くなっちゃってだらんっと落ちそうになっていた。お腹空いてたからお弁当に夢中で気付かなかった。
「あ、ほんとだ」
おにぎりを置いてハチマキをほどいて縛り直そうと思った。
「オレが直してあげるよ!」
だけど、私が持つハチマキをしゅるっと引くように彗くんが持っていったから。
パチッと目が合っちゃって。
なんだか恥ずかしかった。
「後ろ向いて!」
ぽぽぽぽぽって心拍数が上がる、うんと頷いて彗くんに背中を向けるように体の向きを変えた。
…やばい、なんかめちゃくちゃ緊張しない?
普通にハチマキしてくれるだけなんだけど、彗くんに背中向けながら待ってるのってなんか…
すごいドキドキして来た…!
彗くんが近付いたのがわかってドキドキして来た!
「位置ってこれぐらいでいい?も少し上?」
「あ、うん!そだね、もうちょっと上…あ、それくらい!」
「おけ!」
ハチマキの位置を合わせるのに彗くんの手が時折私の頭に当たるように触れる。
それにもドキドキしたけど、後ろから見られてることにもドキドキしちゃった。
視界に入って来ないって、それはそれでドキドキするもんなんだな…
ただやってくれてるだけなんだけど、それがめーっちゃ心拍数上げて来る!
このままハグとかされたら…!
さ、されないかな…
されたらどーしよ…
いや、どーしよってそれはしてほしいけど!
いやいやいやっ、何言ってるの!?
待ってる間頭の中はぐちゃぐちゃだった。
今度はおにぎりを食べようとかぶりつこうとした時、彗くんに止められた。
「ん?」
「ハチマキほどけちゃってるよ」
後ろで縛ったハチマキが緩くなっちゃってだらんっと落ちそうになっていた。お腹空いてたからお弁当に夢中で気付かなかった。
「あ、ほんとだ」
おにぎりを置いてハチマキをほどいて縛り直そうと思った。
「オレが直してあげるよ!」
だけど、私が持つハチマキをしゅるっと引くように彗くんが持っていったから。
パチッと目が合っちゃって。
なんだか恥ずかしかった。
「後ろ向いて!」
ぽぽぽぽぽって心拍数が上がる、うんと頷いて彗くんに背中を向けるように体の向きを変えた。
…やばい、なんかめちゃくちゃ緊張しない?
普通にハチマキしてくれるだけなんだけど、彗くんに背中向けながら待ってるのってなんか…
すごいドキドキして来た…!
彗くんが近付いたのがわかってドキドキして来た!
「位置ってこれぐらいでいい?も少し上?」
「あ、うん!そだね、もうちょっと上…あ、それくらい!」
「おけ!」
ハチマキの位置を合わせるのに彗くんの手が時折私の頭に当たるように触れる。
それにもドキドキしたけど、後ろから見られてることにもドキドキしちゃった。
視界に入って来ないって、それはそれでドキドキするもんなんだな…
ただやってくれてるだけなんだけど、それがめーっちゃ心拍数上げて来る!
このままハグとかされたら…!
さ、されないかな…
されたらどーしよ…
いや、どーしよってそれはしてほしいけど!
いやいやいやっ、何言ってるの!?
待ってる間頭の中はぐちゃぐちゃだった。