パブリックダーリン~私と彼と彼氏~
…ってまぁすごく超絶単純なんだけど。
そこから気になっちゃって話してみたらいつも笑ってて明るくて元気をくれるところがいいなぁなんて思っちゃったら…
好きになってた。
だからね、体育祭は好きじゃないけど彗くんとする体育祭実行委員は楽しみだったんだよ。
「紫衣ちゃんと一緒に実行委員できてよかった~、じゃなかったら今こうしてないもんね!」
「そうだね、よかった!」
彗くんが私に近付いた。
静かに前に立って、柔らかい瞳で私を見る。
「紫衣ちゃん…」
そぉっと手に触れて、かすかに震える彗くんの手をゆっくりと握り返した。
「うん…」
顔を傾ける彗くんを見て目を閉じた。
もし彗くんが今日のことを知らなくても、せめてこれだけ覚えてくれていたらー…
「してやろうか?キス」
「………はぁ!?」
急いで目を開けるともう彗くんじゃなかった。
え、何!?なんなの!?
はぁーーーっ!?
「ふざけないで!!」
めちゃくちゃ至近距離だった、あと3センチくらいあと3センチだったのに…!
ぶんっと顔を逸らして、握っていた手もぶんっと投げるように離した。
「わざとでしょ!今のは絶対わざと!なんでもう少し待っててくれないの!?」
「こんなとこで何しようとしてんだよ」
「な、何って…!いいじゃん別に!!」
あとちょっとだったのにって悔しい気持ちだったけど、何しようとしてんだって言われて急に恥ずかしくなった。
やばい、なんか顔が熱くなってきちゃった。
「つーか、生徒会長様がお待ちだぞ」
「え…?」
そこから気になっちゃって話してみたらいつも笑ってて明るくて元気をくれるところがいいなぁなんて思っちゃったら…
好きになってた。
だからね、体育祭は好きじゃないけど彗くんとする体育祭実行委員は楽しみだったんだよ。
「紫衣ちゃんと一緒に実行委員できてよかった~、じゃなかったら今こうしてないもんね!」
「そうだね、よかった!」
彗くんが私に近付いた。
静かに前に立って、柔らかい瞳で私を見る。
「紫衣ちゃん…」
そぉっと手に触れて、かすかに震える彗くんの手をゆっくりと握り返した。
「うん…」
顔を傾ける彗くんを見て目を閉じた。
もし彗くんが今日のことを知らなくても、せめてこれだけ覚えてくれていたらー…
「してやろうか?キス」
「………はぁ!?」
急いで目を開けるともう彗くんじゃなかった。
え、何!?なんなの!?
はぁーーーっ!?
「ふざけないで!!」
めちゃくちゃ至近距離だった、あと3センチくらいあと3センチだったのに…!
ぶんっと顔を逸らして、握っていた手もぶんっと投げるように離した。
「わざとでしょ!今のは絶対わざと!なんでもう少し待っててくれないの!?」
「こんなとこで何しようとしてんだよ」
「な、何って…!いいじゃん別に!!」
あとちょっとだったのにって悔しい気持ちだったけど、何しようとしてんだって言われて急に恥ずかしくなった。
やばい、なんか顔が熱くなってきちゃった。
「つーか、生徒会長様がお待ちだぞ」
「え…?」