パブリックダーリン~私と彼と彼氏~
さらにガシッとホールドされるみたいに身動きが取れないぐらい私を抱きしめる。
あまりの力の強さに私の持つクレープも彗くんの持つクレープもどんどん潰れていく。
「…っ」
く、苦しい…!
そんな強く抱きしめられたら…っ
「わかった、もう行くよ。早く離してあげなよ、その子可哀想だよ」
はぁっとタメ息をついた柏木先輩が申し訳なさそうに私を見てその場から去って行った。
え、これ…
な、なに…!?
「……。」
「…っ」
「…。」
「…ふあっ」
彗くんの腕が緩んだ。
やっと息が上手く吸える、やっとー…
「はぁ、はぁ、はぁ…っ」
へたんっとその場に座り込んじゃった、それぐらい強い力だったから。
あんなに可愛い彗くん、思ったより力あるんだなぁ…
初めてだったから知らなかったのかな。
気付けなかったのかな。
抱きしめられたの、初めてだったから。
「いつまで座ってんだよ」
腕をグイッと引っ張られ、そのまま腰を支えられるように立たされた。
横を向けば顔が近くてドキッとしちゃった。
だってこんな至近距離で目が合ったら…!
「うわっ、プリンかよ!」
………え?
睨むように目を細めて、しかめっ面で自分の持つクレープを見た。
ぎゅっと握られたクレープからはプリンがぐちゃっとはみ出ちゃってた。
てゆーかっ!
「彗くんプリン好きだよね!?」
あんなに満面の笑みで期間限定まるっとプリンのクレープを頬張っていた彗くんとは思えない発言だった。
「は、こんなん食えるかよ」
さっきまでのニコニコした表情とは全然違う顔つきで、鋭い目をしていた。
てゆーか声!!!
その声色何!?
聞いたことない声してるんだけど!
あまりの力の強さに私の持つクレープも彗くんの持つクレープもどんどん潰れていく。
「…っ」
く、苦しい…!
そんな強く抱きしめられたら…っ
「わかった、もう行くよ。早く離してあげなよ、その子可哀想だよ」
はぁっとタメ息をついた柏木先輩が申し訳なさそうに私を見てその場から去って行った。
え、これ…
な、なに…!?
「……。」
「…っ」
「…。」
「…ふあっ」
彗くんの腕が緩んだ。
やっと息が上手く吸える、やっとー…
「はぁ、はぁ、はぁ…っ」
へたんっとその場に座り込んじゃった、それぐらい強い力だったから。
あんなに可愛い彗くん、思ったより力あるんだなぁ…
初めてだったから知らなかったのかな。
気付けなかったのかな。
抱きしめられたの、初めてだったから。
「いつまで座ってんだよ」
腕をグイッと引っ張られ、そのまま腰を支えられるように立たされた。
横を向けば顔が近くてドキッとしちゃった。
だってこんな至近距離で目が合ったら…!
「うわっ、プリンかよ!」
………え?
睨むように目を細めて、しかめっ面で自分の持つクレープを見た。
ぎゅっと握られたクレープからはプリンがぐちゃっとはみ出ちゃってた。
てゆーかっ!
「彗くんプリン好きだよね!?」
あんなに満面の笑みで期間限定まるっとプリンのクレープを頬張っていた彗くんとは思えない発言だった。
「は、こんなん食えるかよ」
さっきまでのニコニコした表情とは全然違う顔つきで、鋭い目をしていた。
てゆーか声!!!
その声色何!?
聞いたことない声してるんだけど!