売られた私と皇太子
プロローグ
美しい、薔薇の咲き誇る庭園
大きな宮殿
100名を優に超える使用人の出迎え、
ここが東帝国の宮殿…
「第一皇女様、東帝国へようこそ。歓迎いたします。」
「…はい」
苦笑いで応える私、メアリー•インベルデンは西帝国の第一皇女だ。
「歓迎感謝する。」
まさか私があの冷徹で噂の皇太子の妃になるだなんて…
少し前までは考えてもいなかった
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