売られた私と皇太子

そんな環境の中でも、過去のことを気にしないマインドで生きてきたために私は明るく元気に育ってしまった。


きっとたった1人の私のメイド、クララが支えてくれてた影響もあるだろうけど。




「クララ、今月の予算はこれでお願いね」


「かしこまりました…ってまたこんなけしか宮殿に割り当てなかったのですか?!」


「良いじゃない別に。あなたの給料は減ってないでしょ?」


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