キケンな夜、追われる少女は、ヒミツの甘園へ迷いこむ
「……~っ」
なぜかベッドの上に凌生くん、私、雷斗くんの順番で寝転がっている。
横を見れば、凌生くんの寝顔。
反対を見れば、雷斗くんのニマニマした顔。
こ、こんなの寝られるわけないよ……っ。
だけど大きな声を出すと、せっかく寝てる凌生くんを起こすことになっちゃうから……観念して、静かに目をつぶる。
すると……なんだか、瞼が重たくなって。
だけど「寝るもんか」って、寝落ちしそうになる度に、何度も何度も意識を集中させていた。
すると私の悪あがきに気付いた雷斗くん。
諦めさせるように、私の背中をポンポン叩く。
「健気だねぇ、本当」
「け、なげ……?」
寝かけている上に背中ポンポンまでされて、私の意識がだんだん沈んでいくのが分かる。
だから雷斗くんの声は聞こえているんだけど……どこか上の空。
なぜかベッドの上に凌生くん、私、雷斗くんの順番で寝転がっている。
横を見れば、凌生くんの寝顔。
反対を見れば、雷斗くんのニマニマした顔。
こ、こんなの寝られるわけないよ……っ。
だけど大きな声を出すと、せっかく寝てる凌生くんを起こすことになっちゃうから……観念して、静かに目をつぶる。
すると……なんだか、瞼が重たくなって。
だけど「寝るもんか」って、寝落ちしそうになる度に、何度も何度も意識を集中させていた。
すると私の悪あがきに気付いた雷斗くん。
諦めさせるように、私の背中をポンポン叩く。
「健気だねぇ、本当」
「け、なげ……?」
寝かけている上に背中ポンポンまでされて、私の意識がだんだん沈んでいくのが分かる。
だから雷斗くんの声は聞こえているんだけど……どこか上の空。