大神様の呪いのふみきり
その目は『もうやめてくれ』と語っていた。
「僕はさっきの話を信じるよ。大神様の呪いのフミキリは実在している」
気を取り直すように洋平が言った。
その言葉に3人は顔を見合わせて微笑む。
こんな風に信じてくれる人がいるとは思っていなかった。
安堵が胸の中に広がっていく。
「だけど、大神様の指は見つかったんだろ? どうして君たちは開放されてないんだ?」
「それは……大神様の探しものは指じゃなくて、指についていた指輪だったからなんです」
四葉の答えに洋平が徐々に大きく目を見開いていった。
「その指輪っていうのは……?」
「おそらく、大神田さんが当時付き合っていた彼氏にもらったものです。とても大切にしていたみたいです」
沙友理が答えると洋平が右手で目元を覆い隠した。
痛みを我慢するように口元を歪める。
「僕があげた指輪のことかもしれない」
「僕はさっきの話を信じるよ。大神様の呪いのフミキリは実在している」
気を取り直すように洋平が言った。
その言葉に3人は顔を見合わせて微笑む。
こんな風に信じてくれる人がいるとは思っていなかった。
安堵が胸の中に広がっていく。
「だけど、大神様の指は見つかったんだろ? どうして君たちは開放されてないんだ?」
「それは……大神様の探しものは指じゃなくて、指についていた指輪だったからなんです」
四葉の答えに洋平が徐々に大きく目を見開いていった。
「その指輪っていうのは……?」
「おそらく、大神田さんが当時付き合っていた彼氏にもらったものです。とても大切にしていたみたいです」
沙友理が答えると洋平が右手で目元を覆い隠した。
痛みを我慢するように口元を歪める。
「僕があげた指輪のことかもしれない」