大神様の呪いのふみきり
四葉が声をかけるけれど、雑草が風で揺れる音が聞こえてくるばかりだ。
3人はその場で呆然と立ち尽くす。
まさか、大神様は本当にいなくなってしまったんだろうか。
やっとの思い出指輪を探し出してきたのに、手遅れだったんだろうか。
落胆しかけたとき、雑草の間から「うぅ……」と小さなうめき声が聞こえてきた。
沙友理はその声に敏感に気がついて視線を向ける。
「今、こっちから声が聞こえてきた!」
沙友理は背の高い雑草をかき分けて奥へ入っていく。
その後を四葉と瑠美も追いかけた。
小さなうめき声は徐々に近づいてきて、ようやくその姿を見つけることができた。
雑草の中でうずくまる赤いワンピース。
その背中はひどく小さくて、そして小刻みに震えている。
3人はその場で呆然と立ち尽くす。
まさか、大神様は本当にいなくなってしまったんだろうか。
やっとの思い出指輪を探し出してきたのに、手遅れだったんだろうか。
落胆しかけたとき、雑草の間から「うぅ……」と小さなうめき声が聞こえてきた。
沙友理はその声に敏感に気がついて視線を向ける。
「今、こっちから声が聞こえてきた!」
沙友理は背の高い雑草をかき分けて奥へ入っていく。
その後を四葉と瑠美も追いかけた。
小さなうめき声は徐々に近づいてきて、ようやくその姿を見つけることができた。
雑草の中でうずくまる赤いワンピース。
その背中はひどく小さくて、そして小刻みに震えている。