大神様の呪いのふみきり
「助けて! お願い!」
窓に張り付くようにして声をかける。
どれだけ声を張り上げても、窓を叩いても、中の人がこちらに気がつくことはなかった。
「なんで……」
四葉は民家から離れてまた走りだした。
駅はもうすぐそこだ。
そこまでいけばきっと大丈夫。
きっと、大丈夫だから!
自分自身にそう言い聞かせて足を前へ前へと運ぶ。
何度もこけそうになったけれど、どうにか走り続けることができた。
だけど今度は目当ての駅が見えてこない。
本当ならもうすでに通り越していてもいいはずなのに、どこまで走っても見えない。
「駅はどこ!?」
走り疲れて立ち止まったとき、カンカンカンと、フミキリの音がすぐ間近で聞こえてきて四葉は顔を上げた。
そこにはついさっきまで自分が立っていたフミキリがあり、その前には赤いワンピースの女の子が立っていたのだ。
窓に張り付くようにして声をかける。
どれだけ声を張り上げても、窓を叩いても、中の人がこちらに気がつくことはなかった。
「なんで……」
四葉は民家から離れてまた走りだした。
駅はもうすぐそこだ。
そこまでいけばきっと大丈夫。
きっと、大丈夫だから!
自分自身にそう言い聞かせて足を前へ前へと運ぶ。
何度もこけそうになったけれど、どうにか走り続けることができた。
だけど今度は目当ての駅が見えてこない。
本当ならもうすでに通り越していてもいいはずなのに、どこまで走っても見えない。
「駅はどこ!?」
走り疲れて立ち止まったとき、カンカンカンと、フミキリの音がすぐ間近で聞こえてきて四葉は顔を上げた。
そこにはついさっきまで自分が立っていたフミキリがあり、その前には赤いワンピースの女の子が立っていたのだ。