大神様の呪いのふみきり
四葉は咄嗟にその後を追いかけた。
これからどこへ行く気なのか。

なにをするつもりなのか。
大神様の呪いはこれで終わるのか。

聞きたいことは山ほどあった。
だけどフミキリを超えたとき、大神様の姿はこつ然と消えていたのだ。

「大神田さん!?」
四葉が名前を呼ぶが、返事はない。

雑草がザワザワと風にのって揺らめくばかりだ。
四葉たち3人は呆然とその場に立ち尽くしたのだった。
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