大神様の呪いのふみきり
☆☆☆

先輩からの情報を元に、3人は放課後になると市立図書館へと向かっていた。
学校から市立図書館までは徒歩で15分ほどだし、あのフミキリを渡る必要もなかった。

図書館に到着するまではなんとなく無言で早足になる。
今日もあのフミキリで大神様に会うかもしれないと思うと、四葉の気持ちは落ち着かなかった。

「10年前の新聞を調べなきゃ」
3人が市立図書館へきた理由は、昔の記事を調べることができるからだった。

四葉は新聞を、他のふたりはパソコンを使って当時の事故について調べ始めた。
新聞を調べると言っても種類は豊富だし、10年も昔の記事を探すのはさすがに手こずった。

「四葉、情報が出てきたよ」
それに比べてパソコンを使うとさすがに早い。

沙友理が手招きをしてきたので四葉はすぐに駆け寄った。
パソコン画面にはあのフミキリで起きた事故について記載されているページが表示されている。
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