大神様の呪いのふみきり
3人の中で一番こわいものが苦手なのは瑠美だった。
「わからない。でも、その時のためにもっと情報を集めておくべきかもしれない」

沙友理が言うと瑠美が怯えた視線を向けた。
「情報だけでどうにかなると思う? 私までダメだったら次はどうなるの?」

不安が溢れ出して質問となって出てくる。
けれどそれに答えはなかった。

大神様に会ったのはみんな初めての経験なのだから。
「とにかく、私と四葉がもう探した場所を瑠美に伝えておくよ。瑠美は私たちが探していない場所を探せばいいの」

「……わかった」
瑠美は覚悟を決めたように頷いたのだった。
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