大神様の呪いのふみきり
10年前の指輪がまだ土の上に落ちているとも限らない。
誰かに持ち去られたり、土の中に埋まってしまっているかもしれない。
そう考えるととても探すことができないから、瑠美は極力なにも考えないようにした。
そうして20分ほど指輪を探したときだった。
傾き始めた太陽の光を浴びて何かがキラリと光ったのが見えた。
草むらの奥のほうだ。
瑠美はすぐにそちらへ足を向けた。
草をかき分けたときに指先を切ったけれど、痛みも感じないくらいに集中している。
そうしてみつけたのは小さなビー玉だった。
色付きのビー玉が太陽の光を浴びて光っていたのだ。
「なんだ、ビー玉か」
ため息をついて落ち込んでいる暇はない。
あと1時間もすれば太陽は完全に沈んでしまう。
そうすればタイムアウトだ。
自分も大神様の願いを叶えることができずに朝を迎えることになってしまう。
誰かに持ち去られたり、土の中に埋まってしまっているかもしれない。
そう考えるととても探すことができないから、瑠美は極力なにも考えないようにした。
そうして20分ほど指輪を探したときだった。
傾き始めた太陽の光を浴びて何かがキラリと光ったのが見えた。
草むらの奥のほうだ。
瑠美はすぐにそちらへ足を向けた。
草をかき分けたときに指先を切ったけれど、痛みも感じないくらいに集中している。
そうしてみつけたのは小さなビー玉だった。
色付きのビー玉が太陽の光を浴びて光っていたのだ。
「なんだ、ビー玉か」
ため息をついて落ち込んでいる暇はない。
あと1時間もすれば太陽は完全に沈んでしまう。
そうすればタイムアウトだ。
自分も大神様の願いを叶えることができずに朝を迎えることになってしまう。