大神様の呪いのふみきり
なんの進歩もない状態で終わるのだけはイヤだった。
どろだらけになりながら探しものをしていると、だんだん恐怖心が薄れていく。
大神様と距離を取ったことも良かったのかもしれない。
瑠美の体の震えは今は完全に止まっていた。
ただ指輪を探すことだけに集中する。
「見つからないなぁ……」
光るものをみつけては近づいて確認してみるのだけれど、缶の蓋だったりネジだったりして指輪は一向に見つけられない。
その後の30分はあっという間に経過してしまった。
日はどんどん傾いて、このままでは光っているものを見つけることもできなくなってしまう。
焦りに汗が滲んでくる。
草をかき分け、踏みつけ、地面を凝視する目に力がこもる。
それでも指輪は見つからない。
振り向くとフミキリ前に大神様が立っていて、こちらへ視線を向けているのが見える。
このままじゃ二人の指を取り戻すどころか、自分まで指を取られてしまう。
「どうしよう、どうしよう、どうしよう」
どろだらけになりながら探しものをしていると、だんだん恐怖心が薄れていく。
大神様と距離を取ったことも良かったのかもしれない。
瑠美の体の震えは今は完全に止まっていた。
ただ指輪を探すことだけに集中する。
「見つからないなぁ……」
光るものをみつけては近づいて確認してみるのだけれど、缶の蓋だったりネジだったりして指輪は一向に見つけられない。
その後の30分はあっという間に経過してしまった。
日はどんどん傾いて、このままでは光っているものを見つけることもできなくなってしまう。
焦りに汗が滲んでくる。
草をかき分け、踏みつけ、地面を凝視する目に力がこもる。
それでも指輪は見つからない。
振り向くとフミキリ前に大神様が立っていて、こちらへ視線を向けているのが見える。
このままじゃ二人の指を取り戻すどころか、自分まで指を取られてしまう。
「どうしよう、どうしよう、どうしよう」