大神様の呪いのふみきり
「これって、生徒手帳?」
くっついている土を払って確認してみると、見慣れた校章が見えた。
紺色の手のひらサイズのメモ帳だ。
そこに印刷された校章は四葉たちが通う中学校のもので間違いなかった。
誰かがここに落として、気が付かないまま立ち去ってしまったんだろう。
大神様とは何も関係なさそうなものだ。
そのまま地面に捨てようとしたけれど、なんとなく気になって手帳を開いていた。
手帳はバリバリと音を立てて開き、相当古いものだということがわかる。
手帳の内側には生徒の顔写真がはられているけれど、劣化が激しくて顔の認識が難しかった。
けれど持ち主が自分で書いた名前だけはかろうじて読み取ることができた。
「坂谷」
インクは滲んでいるけれど、確かにそう書かれている。
他になにか書かれていることがないか手帳をめくってみるけれど、手帳の中身は真っ白だった。
四葉も生徒手帳を持っているけれど、それはほとんど使われることがない。
くっついている土を払って確認してみると、見慣れた校章が見えた。
紺色の手のひらサイズのメモ帳だ。
そこに印刷された校章は四葉たちが通う中学校のもので間違いなかった。
誰かがここに落として、気が付かないまま立ち去ってしまったんだろう。
大神様とは何も関係なさそうなものだ。
そのまま地面に捨てようとしたけれど、なんとなく気になって手帳を開いていた。
手帳はバリバリと音を立てて開き、相当古いものだということがわかる。
手帳の内側には生徒の顔写真がはられているけれど、劣化が激しくて顔の認識が難しかった。
けれど持ち主が自分で書いた名前だけはかろうじて読み取ることができた。
「坂谷」
インクは滲んでいるけれど、確かにそう書かれている。
他になにか書かれていることがないか手帳をめくってみるけれど、手帳の中身は真っ白だった。
四葉も生徒手帳を持っているけれど、それはほとんど使われることがない。