問題児は座敷わらし
死にたかった。

人生100年時代。
なんて時代に産まれてきたんだろう。

たった数分前のことに罪悪感とか不安感とか緊張感とか…
色んなことが頭をぐるぐるするのに
それがあと何十年も続くなんて耐えられない。

だから、死にたかった。
いや、死ねなくてもいいから私だけの逃げ場が欲しかった。

居場所なんてなくていいから
逃げていいと許可して欲しかった。

もっと言えば、私に興味を持たないで欲しかった。

生きるのに物凄く向いてない。
私が小さい時から。
言葉に表わせなかっただけで
きっと私は昔からそう。
< 11 / 24 >

この作品をシェア

pagetop