ゾンビ化した総長に溺愛されて始まる秘密の同居生活
「どういたしまして」
「……うどん、いる?」
「……いらない」
「ふふっ、そっか」
うどんのカップ麺はだしまで美味しく頂いてしまった。塩分が気になるがカップの側面に従来品よりも塩分20%カットと書かれているので多分……大丈夫だと、思う。
おあげもふわふわしている中にだしの風味がぎゅっとしみ込んでいた。このようなふわふわのおあげで作られたいなりずしが食べてみたくなった。
カップを洗面台でゆすいで、ゴミ箱に捨てよう……と思った所でやめた。何かに使えるかも? と考えたからだ。
(荷物入れにしてみるとか?)
小物を入れるにはサイズ的にはちょうど良いかもしれない。なのでテレビの右下に置いてみたのだった。
「いい感じかな? 多賀野くん、どう?」
「……いい感じかも?」
「じゃあここに置いておくね」
するとテレビ画面の上付近にまたニュース速報と書かれた白い文字のテロップが点滅を始めた。
「ゾンビウィルスの抗体発見か。桜風医療研究所が発表」
そのテロップが映し出されて5秒くらい経過すると、画面が桜風医療研究所の無菌ルームへと切り替わる。中央には白い防護服を着用した父親がマイクを持って立っていた。
「……うどん、いる?」
「……いらない」
「ふふっ、そっか」
うどんのカップ麺はだしまで美味しく頂いてしまった。塩分が気になるがカップの側面に従来品よりも塩分20%カットと書かれているので多分……大丈夫だと、思う。
おあげもふわふわしている中にだしの風味がぎゅっとしみ込んでいた。このようなふわふわのおあげで作られたいなりずしが食べてみたくなった。
カップを洗面台でゆすいで、ゴミ箱に捨てよう……と思った所でやめた。何かに使えるかも? と考えたからだ。
(荷物入れにしてみるとか?)
小物を入れるにはサイズ的にはちょうど良いかもしれない。なのでテレビの右下に置いてみたのだった。
「いい感じかな? 多賀野くん、どう?」
「……いい感じかも?」
「じゃあここに置いておくね」
するとテレビ画面の上付近にまたニュース速報と書かれた白い文字のテロップが点滅を始めた。
「ゾンビウィルスの抗体発見か。桜風医療研究所が発表」
そのテロップが映し出されて5秒くらい経過すると、画面が桜風医療研究所の無菌ルームへと切り替わる。中央には白い防護服を着用した父親がマイクを持って立っていた。