ゾンビ化した総長に溺愛されて始まる秘密の同居生活
沸騰してきたので冷蔵庫から出しておいた豚肉の小間切れを鍋の中に入れる。
「ふぅん」
勇人が私の右後ろから鍋を見つめている。豚汁食べるか聞いてみたがいらない。と言われた。
(ちょっと多いから残りは明日に回そうか)
お肉に火が通ったら出汁を入れて、更に味噌も入れて溶かしていく。
「良い感じになって来た」
豚汁が完成。火を止めてお椀に盛り付ける。
そしてキッチンコンロの右下にある引き出しからラップを取り出し、その上にご飯を入れてラップで包んで握る。ラップから剥がしながら白いお皿の上におにぎりを置くとその上に卵のふりかけをかければおにぎりの完成だ。ちなみにおにぎりは2つ作った。
「よし、出来た」
食卓テーブルにおにぎりの乗ったお皿と豚汁をよそったお椀を持って行こうとしたら、勇人がお椀を持って行ってくれた。
「て、手伝ってくれてありがとう」
「……」
返事は無い。だが彼が手伝ってくれたのはありがたい。
お皿置き場からマイ箸を取り、勇人と食卓を囲むようにして座った。
「頂きます」
点きっぱなしのテレビには、複数のゾンビに追いかけられている男女の様子が映し出されている。アナウンサーやリポーターの姿は無く、ただその現場だけが映る。
(ドローンか何かで撮影しているのかな)
「ふぅん」
勇人が私の右後ろから鍋を見つめている。豚汁食べるか聞いてみたがいらない。と言われた。
(ちょっと多いから残りは明日に回そうか)
お肉に火が通ったら出汁を入れて、更に味噌も入れて溶かしていく。
「良い感じになって来た」
豚汁が完成。火を止めてお椀に盛り付ける。
そしてキッチンコンロの右下にある引き出しからラップを取り出し、その上にご飯を入れてラップで包んで握る。ラップから剥がしながら白いお皿の上におにぎりを置くとその上に卵のふりかけをかければおにぎりの完成だ。ちなみにおにぎりは2つ作った。
「よし、出来た」
食卓テーブルにおにぎりの乗ったお皿と豚汁をよそったお椀を持って行こうとしたら、勇人がお椀を持って行ってくれた。
「て、手伝ってくれてありがとう」
「……」
返事は無い。だが彼が手伝ってくれたのはありがたい。
お皿置き場からマイ箸を取り、勇人と食卓を囲むようにして座った。
「頂きます」
点きっぱなしのテレビには、複数のゾンビに追いかけられている男女の様子が映し出されている。アナウンサーやリポーターの姿は無く、ただその現場だけが映る。
(ドローンか何かで撮影しているのかな)