ゾンビ化した総長に溺愛されて始まる秘密の同居生活
第5話 学校
「ここは学校です。生徒がいる気配はありません」
ニュースで私が通う高校がドローンで中継されていた。人がいる気配は無く、一瞬男子生徒のゾンビが映った。
(学校、どうなってるんだろうか)
市役所などの避難所には避難所にいる人とそうでない人に向けて食料配布が始まった。生鮮食品なんかもあるらしい。
カップ麺ばかりの生活でも悪くはない。だが、生鮮食品も食べたいという欲もあり、一度勇人を途中まで釣れていき配布品を受け取った。
「ではこちらになります」
「ありがとうございます」
受け取ったのは卵とキャベツなどの野菜。これで野菜炒めとか作ってみよう。
それから更に数日経った。ある日。
「こちらの学校にはまだ人はいません」
またしても私の通う高校がテレビに映し出されているのが見えた。
(誰もいないのは分かりきっているのに)
スマホをいじっていると、SNSには学校に行きたい。といった投稿が目に入る。
すると、勇人がぼそりと何やら呟いたが、何なのか聞き取れなかった。
「学校、行かない?」
「え? でも、誰もいないし危ないよ」
ニュースで私が通う高校がドローンで中継されていた。人がいる気配は無く、一瞬男子生徒のゾンビが映った。
(学校、どうなってるんだろうか)
市役所などの避難所には避難所にいる人とそうでない人に向けて食料配布が始まった。生鮮食品なんかもあるらしい。
カップ麺ばかりの生活でも悪くはない。だが、生鮮食品も食べたいという欲もあり、一度勇人を途中まで釣れていき配布品を受け取った。
「ではこちらになります」
「ありがとうございます」
受け取ったのは卵とキャベツなどの野菜。これで野菜炒めとか作ってみよう。
それから更に数日経った。ある日。
「こちらの学校にはまだ人はいません」
またしても私の通う高校がテレビに映し出されているのが見えた。
(誰もいないのは分かりきっているのに)
スマホをいじっていると、SNSには学校に行きたい。といった投稿が目に入る。
すると、勇人がぼそりと何やら呟いたが、何なのか聞き取れなかった。
「学校、行かない?」
「え? でも、誰もいないし危ないよ」