感想ノート
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冬野 ゆん 2024/01/01 20:04
ゆんちゃん、2024年も変わらずゆんちゃんとお話できて嬉しいです。
浅葱色シリーズは理人のなかでも本当に特別で。もちろん原点作品ということもありますが、実のところ理人自身の弱さそのものを物語にしたものでした。
いちばん最初、この物語は公開するつもりはなくて。そしてこんな言い方したらあれですが、サイトも適当に選んだ場所が野いちごでした。
ただ、気づけばこんなにもたくさんの人に愛されている。ゆんちゃんと出会えたかけがえのない物語、そしてかけがえのない場所になっていました。それだけでいいんです、それだけが理人にとってのすべてです。このシリーズで伝えたいことは、そんなものなのだとも思います。
今回とくに注目していただきたい部分は、土方は1度も刀を手にしていないんです。番外編では梓を救うために手にしていましたが、今回はそんなシーンが1度もないんですね。そして過去回想では女のために刀を捨てた山南敬助に対して理解を示せていませんでしたが、最後の彼は刀も何も手放して、ただ1人の男として梓を手に入れるために頭を下げた。
これだけで本編と比べると、大きな変化や違いがあったと思います。それは良いのか悪いのか、正解は理人も分かっていませんし分かりません。ただ、物語のなかの彼だけは正解を知っているんじゃないかなって。梓も感じているんじゃないかなと。それが彼らが築いてきた間違いのない“時間”であり、ふたりで見つけた愛でもあり、まだまだ読めば読むほど何かが隠れているんだと思います。
そして今回もうひとり、注目して欲しいキャラクターは六太です。シンプルに素敵なキャラクターとして置きました。ただ、唯一として梓が「未来からきた」ということに対して信じることはできていなかったんですよね。反対に土方は梓が未来からきたからこそ、現代の暮らしに近づけてあげたかった。よく見ることで理解できる優しさ、それこそ理人が表現する土方さんです。
大丈夫、もちろんちゃんと伝わってるよ。大好きも伝わってますし、それ以上で返したる!!!
ゆんちゃん地震は大丈夫だった…?理人は無事です。
2024年、みんなが穏やかに笑顔で過ごせますように。今年もよろしくお願いします💫
理人作者からの返信 2024/01/01 23:17
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◇理人◆様
完読しました、如月です。
番外編後、ということで、どういうストーリーが待っているんだろうとワクワクしながら読みました。
まず土方さん、梓ちゃん、朔人くんの3人の生活を覗くことができたのが嬉しかったです。梓ちゃんの強さだったり、土方さんの不器用な優しさだったり、複雑に絡み合ってすれ違ってしまったときもあったけれど、やっぱり最後はお互いがお互いを求めてくれたのが読者として感激の極みでした。
浅葱色に触れるのは久しぶりとなりますが、やはりこの作品だけは別格で、その世界に飛び込んだような感覚になります。文字を追っているんじゃなくて、ちゃんと土方さんや梓ちゃんが喋っている声が聞こえるんです。
ところどころ過去回想に入るのが本当に好きでした。本編で描かれた部分とそうでない部分。本編に書かれていることは、あくまで一部分であって、彼らの誠は毎日、毎分、毎秒と続いている。
本編とは違う番外編や特別編、特別記念storyに、幻の夢物語編、そして外伝。これらを通して、彼らの物語の『隙間』をなぞって、浅葱色の世界に入り込めるのが楽しくて。まだ書かれていない(読者には見えていない)だけで、土方さんと梓ちゃんしか知らないエピソードもあるんだなと思うと、もっと知りたいような、二人だけのものにしてほしいような、不思議な感覚になりました。
土方さんがどんな思いで、梓ちゃんの周りの家具を揃えていたか。どうして梓ちゃんが土方さんと別れようとしたか。
そのどちらにも愛があって、相手を想う気持ちがあって、本編でありありと描かれた戦の時代、生と死が隣り合わせの時代、誰かがどこかで死んでいく、そんな時代を一緒に駆け抜けた二人だからこその愛の深さだと思いました。
他キャラもたくさん登場してくれました。羽つき沖田さん大好きです。わいわいしているみんなが思い浮かんで🤭
沖田さんにおでこにしっかり書かれた梓ちゃん、そして土方さんに慌てて消されるの可愛すぎました。
最後のところで、子供ふたりに聞かせるお話。『───…浅葱色の約束。』で、見事にぶわっと鳥肌立ちました。浅葱色シリーズはどの作品でも最後のところでタイトル回収されてて、作品を読むごとに【浅葱色の約束。】というタイトルの意味が深みを増すのが好きです。
年明け、素敵すぎるプレゼントありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い致します。如月深紅 2024/01/01 14:41
書き終わったとき、これは何度も見たいなと理人自身が思いました。『浅葱色の約束。』シリーズは一言でいえば“家族”のお話なので、理人作品でもいちばん執筆していて心が温かく幸せを感じられます。
今回は大人になった梓を書きたくて、母親になった梓も表現したくて、しかしやっぱり書いてて梓だな…と、変わっていない部分を見つけるたびに作者としても嬉しい気持ちもありました。
とくに理人が好きなシーンは過去回想での、土方さんの看病をするところ。桶を落としてしまって畳を拭く、たったのこれだけの仕草が梓だなと。そういう部分が理人はすごく好きで、きっと土方さんもそんな懸命な姿に恨めなくて、だんだん愛に変わっていったんじゃないかと理人は思います。
そうですね。理人もできることなら、彼らの1日1日の生きた時間、証をひとつひとつ綴っていきたいのですが、さすがにそんなことしたら大変なことになる()、そして如月ちゃんの言うとおり、彼らの2人だけの宝物にして欲しい部分もあります。
なので今回は楽しい回想と、月日が流れるにつれてどうしても避けられない切なさだったりを読みやすく表現しました。もちろん朔太郎や沖田さん、近藤さんの優しさも詰めました。
理人作品は基本、1回見ただけでは完全に理解できないロジックに作ってあります。そして読んでいくたびに謎が深まっては疑問に変わり、いつの間にかもっと深く理解している。あえてそんな構造にしてあるのですが、とくに浅葱色シリーズはその部分が大きい作品です。
本編の最後でもあった、『この物語に名前を付けるなら、浅葱色の約束。』という部分をどうにか繋げたかったのと、そもそも本編は梓の回想として始まっていく形に作ってありますので、今回の締めとして梓のタイトル回収は納得なんじゃないかなと✨
ぜひぜひ何度も何度もまた読み返してやってくださると嬉しいです。レビューも本当にありがとう。
こちらこそ今年もよろしくお願いします如月ちゃん。
地震は大丈夫でしたか…?こちらは無事です。まさかこんな年始めになってしまうとは言葉になりませんが、理人なりに、微力ながらにも皆様の支えになれますように。
理人作者からの返信 2024/01/01 22:21
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新年早々、理人さんの作品を読む事が出来てとても素敵なスタートになります(๑˃̵ᴗ˂̵)و
歴史は嫌いではなく苦手なほうなのでほぼ読まない事が多い中、理人さんの作品に触れ、読むキッカケになりました。
浅葱色シリーズは読んだ事がないですが(ごめんなさい)お正月休みの御供に読ませていただきますね。
そもそも浅葱色ってどんな色なの?と検索してみたら、ごく薄い藍色と書いてありましたが藍色自体素敵な色だと思うので浅葱色の着物を一度は着てみたいかも・・・なんて思ってみたり(^^;;
感想ノートなのに感想になっていないコメントをつらつらとしてしまいましたが、本年も宜しくお願いします✨
nanahoku 2024/01/01 13:37
ほくちゃん、昨年は本当にありがとうございました。今年もよろしくお願い致します🎍
理人は逆に時代ものから始まったので、そういやこれが理人の方向性だったよな…と、たまに分からなくなるときがあります()
が、理人が胸キュン作品も書けたように、ほくちゃんも理人を通してといいますか、理人の歴史ものなら読めるぜってなってくれたらめちゃくちゃ嬉しいです。
奈落の果てを読んだほくちゃんであれば、浅葱色シリーズは問題ないと思われます…!むしろ奈落にも登場させているので、今度は新撰組側がメイン、また違った感動があるんじゃないかなと。
このシリーズが理人の原点です。もちろん文章力は終わっていますが、確実に読んで損はありません。初期の理人のなかにも理人らしさは見つかると思うので、ぜひぜひお時間がありましたら覗いてやってくださると嬉しいです。
地震は大丈夫でしたか…?本当に皆さんが無事か、とてもとても心配です。どうか穏やかな1年になりますように…🍀
理人作者からの返信 2024/01/01 22:17
りっちゃん作品の原点、浅葱色の約束。
浅葱色の約束シリーズはすべて読んでいます。そして、その続きが今見ることができるということがまず、嬉しかったです。浅葱色の約束はふとしたときに読みたくなって読むたびにこの世界観、人間関係、それぞれの思いが深まっていく。どんどん、私にとっても大切なものになっていくという作品、というより物語、ひとつの人生のようなそんな存在です。
そして、今回の外伝。梓ちゃんの成長したなかでの愛情、強さ、それから弱さ。というものがより見えたような気がしました。逆戻りしてしまったと梓ちゃんがいうところ。私はそういっているけど、どうしようもない絶望感と共にはじめはなかった愛情があったからよけいに悲しいし、自分がいやだと思ってしまったのだと思います。でも、その愛情があったから周りの温かさを知ることができたからの生活があったのかなって思います。
二人して相手を思う、愛する気持ちが不器用ですれ違いがあって。でも、深く深く愛し合っているからこそ二人で同じときを進んできた時間があるからこその"梓ちゃんがいた未来"に続くのではなく"梓ちゃん、土方さん"の未来に続くのかなって思います。
そして、子供へと繋がれた愛と強さにも本当にそれだけの思いの強さを感じました。
番外編でも感じるんですけど、戦場にいたときと今の違うところと同じところ。それが弱さ、強さとして表れているなと。
この物語は二人の、家族の成長と愛情の一節。過去も未来もつづいていたし、つづいていく。
話すと長くなる、二人の、みんなの物語『浅葱色の約束。』とっても好きです。
思ったことを十分に伝えられなかったですが、ありがとうございますということは伝えさせてください。
そして、りっちゃん大好きです。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。幸せな一年になりますように。