瀬良くんが私を諦めない
「じゃあ、行こっか。」
「っ、はい!!」
付き合って初登校、
いつもと同じ道なのに歩き慣れてない感じがするのは隣を歩く瀬良くんのせいだ。
「朝から眩しいね、瀬良くん。」
「え?何言ってんすか、眩しいのは純恋先輩だよ。」
そういうとにこっと笑顔を私に向けてきた。
「なっ、!!ずるくてやだ。」
「ずるいって何が!!俺何かしました??」
顔を思わずムッと尖らせる
「あ、だめだ。その顔そそる。」