瀬良くんが私を諦めない


瀬良くんは信号で止まると私の顎に手を添えて顔を寄せた。

そのまま瀬良くんの綺麗な顔が近づいてきたかと思うと、私の唇に温かい感触がした。



「え、、なに、」


「おはようのちゅーですよ。


あ、青信号だ。」


何事もなかったように進み始める瀬良くんとみるみる顔が赤くなる私。



「顔暑い、、」

恥ずかしいはずなのに、すれ違う人もいたはずなのに





瀬良くんからのキスはそんなことを忘れさせるくらい、朝から私には大ダメージだ。

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