瀬良くんが私を諦めない~年下の溺愛は甘すぎます!
クラスの人じゃない…?
少し気になりはしたけど歌恋ちゃんが待ってるんだ
急ごう、
自分の机からプリントを取り出して慌てるようにさっきの入り口に向かう
また女の子たちに押しつぶされる覚悟を決めた時、不意に男の子と目が合ってしまった
「あ…あ、あー!!」
「え、なにどしたの」
私を見て驚いたように声を上げる男の子とそんな男の子を不思議そうに見る女の子たち
視線が集中してるのを感じる。