瀬良くんが私を諦めない~年下の溺愛は甘すぎます!
「ちょっと、変なこと言わないでよ」
普段はしないメイク少し施してある。
これなら顔面偏差値鬼高集団に混ざっても違和感ないはずだし、
「いろいろありがとう歌恋ちゃん。私いくね」
「おうよ、でも待ってこれ1人にさせたら…!!」
私の行く手を阻みこれでもかというスピードで控え室から飛び出すと
「いだーーー!!!」
という大きな声が廊下に響き渡った。
(どうしたんだろう急に)
不思議に思った5秒後、歌恋ちゃんは戻ってくると同時にグッとサインを私にして
「さらば、」
というと教室に戻って行った。