冷徹な総長様がただの幹部(私)を溺愛してくる
そこであやなが「た、助けてくださってありがとうございました・・・!お礼をさせて下さい!」と感謝してきたが、集会に遅れてはめんどうなので放置して行こうとした。
それでも付きまとってくるあやなが「なんでもします!」と言ってきたので、姫にしたら姫問題は解決するしあやなは付きまとわれなくなるし一石二鳥だと思って連れてきたらしい。
「なるほど・・・」
最初から最後まで豹牙さんらしくて逆に感心した。
一つ誤算があるとすればあやなが豹牙さんに惚れてしまったことだ。それをいちいち報告するつもりはないが、付きまとわれはすると思う。
これはまた私が牽制するパターンか・・・。
「つか話逸らすなよ」
「え」
すっかり思いにふけっていたので、豹牙さんがすぐ隣に来ていたことに気づけなかった。