冷酷執事の甘くて危険な溺愛事情
埜夜くんは執事であり彼氏でもあり
(ちょこっと番外編)
埜夜くんと付き合い始めてから、早くも一ヶ月ほどが過ぎた。
わたしは朝から埜夜くんの甘さに振り回されてる。
「ぅ……、もうまって……っ」
「ゆずが起きないから」
「だ、だからって……んん」
朝はいつも埜夜くんのキスで目を覚ます毎日。
軽いキスならいいんだけど。
「はぁ……っ、もう限界……」
「俺はまだ足りない」
「なっ、ぅ……んっ」
彼氏になった埜夜くんは、いつでも甘さ全開。
そして一度暴走すると、全然止まってくれない。
「朝からダメって言ってるのに……!」
「ほんとにそう思ってんの?」
「思ってる……よ」
「んじゃ、これ最後ね」
軽く触れるだけのキス。
いつもキスしたあと、ギュッてしてくれるのに。
わたしはベッドから動かずに、じっと埜夜くんを見てる。