冷酷執事の甘くて危険な溺愛事情

心臓がわかりやすくドキリと跳ねてる。

これは、ぜったいまずい……！


さすがの埜夜くんも、これで止まってくれるはず――。


「……続きしよ」

「っ……⁉︎」


「さっきのじゃ満足してない」

「ちょっ、やよく……んん」


うぅ……またキスされちゃった。

甘すぎる埜夜くんの暴走が、ちっとも止まらない。


誰かいるかもしれないから、ぜったいバレちゃいけないのに。


「……内緒のほうが興奮すんね」

「はぁ……ん」


「ゆずの可愛い声聞かれるよ」

「んぅ……」


さっきより愉しそうで、キスもじっくり溶かすみたいにしてくる。


ちょっとずつ甘い刺激をゆっくり与えられるから、また身体の内側が変になってくる。


「自分で声我慢する？」

「ぅ、できない……」


「んじゃ、キスで塞いでほしい？」