冷酷執事の甘くて危険な溺愛事情
「あと俺の心臓もいちいち大変なことになる」
「大変なこと?」
「ゆずが可愛すぎてもたないってこと」
うぅ……埜夜くんのストレートな甘々攻撃だ……。
* * *
「あーあ、もう少し海で遊びたかったなぁ~」
「ここのプールもとても広いですよ」
あれから海で少し泳いで、別荘に戻ってきた。
今は四人で別荘の大きなプールで遊んでる。
「海のほうが広くて楽しいのに。海の家でかき氷とか食べたかったなぁ」
「わたしが後で作りますよ」
「わー、やった! わたしブルーハワイがいい!」
かき氷いいなぁ。
浮き輪でプカプカ浮かびながら、埜夜くんをじっと見ると。
「ゆずも食べたい?」
「うんっ。わたしは苺ミルクがいいな」
プールで遊んだあとに作ってくれるみたい。