蜜月溺愛心中
エレベーターがようやく一階に到着した。時間は一分ほどだったかもしれない。しかし、清貴には五分にも十分にも感じられた。
乗り込むとすぐ、清貴は自分と椿の住む最上階のボタンを何度も押す。扉がゆっくりと閉まり、エレベーターが上昇していった。
最上階についてすぐ、清貴はエレベーターを降りると駆け足で部屋へと向かった。部屋の前に着いた時、明かりがついていないことに気付き、心臓がドクンと大きく跳ねる。嫌な予感がした。清貴は震える手で鍵を取り出し、ドアに差し込む。
カチャリ、と小さく音を立てて鍵が開いた。清貴は先ほど急いでいたのが嘘かのように、ゆっくりと部屋のドアを開ける。
「椿、ただいま」
そう言いながら入ったものの、部屋の廊下は真っ暗でその際にあるリビングにも光は灯っていない。椿は夕方には仕事が終わっていたはずだ。ドクドクと心臓のうるさい鼓動を感じながら清貴はリビングへと向かう。
リビングの明かりをつけると、一瞬で灯った光に目が眩んだ。椿と二人で暮らすことが当たり前になったこのリビングは、朝仕事に行った時と何も変わっていない。
乗り込むとすぐ、清貴は自分と椿の住む最上階のボタンを何度も押す。扉がゆっくりと閉まり、エレベーターが上昇していった。
最上階についてすぐ、清貴はエレベーターを降りると駆け足で部屋へと向かった。部屋の前に着いた時、明かりがついていないことに気付き、心臓がドクンと大きく跳ねる。嫌な予感がした。清貴は震える手で鍵を取り出し、ドアに差し込む。
カチャリ、と小さく音を立てて鍵が開いた。清貴は先ほど急いでいたのが嘘かのように、ゆっくりと部屋のドアを開ける。
「椿、ただいま」
そう言いながら入ったものの、部屋の廊下は真っ暗でその際にあるリビングにも光は灯っていない。椿は夕方には仕事が終わっていたはずだ。ドクドクと心臓のうるさい鼓動を感じながら清貴はリビングへと向かう。
リビングの明かりをつけると、一瞬で灯った光に目が眩んだ。椿と二人で暮らすことが当たり前になったこのリビングは、朝仕事に行った時と何も変わっていない。