蜜月溺愛心中
ドリアを食べる予定だったのだが、どれもおいしそうで椿はあちこち目移りしてしまう。一番最後のページに書かれたデザートもおいしそうだ。
「迷っているのか?」
「えっ?わかりますか?」
「それだけ考え込んでいたら誰でもわかるさ」
「すみません。清貴さんは決まりましたか?」
食べたいもの一つ決められない自分に嫌気が差しつつ、椿は清貴に訊ねる。しかし清貴がその質問に答えることはなかった。
「椿は何で迷っているんだ?」
「どれもおいしそうなので、自分が何を食べたいのかわからなくなってしまいました」
椿が正直に答えると、「ならシェアをすればいい」と清貴は言い、椿が聞き返す前に手元に置かれたベルを鳴らす。すぐに店員が姿を見せ、清貴は注文を始めた。
「小エビのサラダが一つと、青豆の温サラダが一つ、ドリアが一つと、バッファローモッツァレラのピザが一つ、あとデザートにティラミスとジェラートをお願いします」
「はい。かしこまりました」
店員は頭を下げて去って行く。驚いたままの椿は清貴を見つめる。清貴はニコリと笑った。
「迷っているのか?」
「えっ?わかりますか?」
「それだけ考え込んでいたら誰でもわかるさ」
「すみません。清貴さんは決まりましたか?」
食べたいもの一つ決められない自分に嫌気が差しつつ、椿は清貴に訊ねる。しかし清貴がその質問に答えることはなかった。
「椿は何で迷っているんだ?」
「どれもおいしそうなので、自分が何を食べたいのかわからなくなってしまいました」
椿が正直に答えると、「ならシェアをすればいい」と清貴は言い、椿が聞き返す前に手元に置かれたベルを鳴らす。すぐに店員が姿を見せ、清貴は注文を始めた。
「小エビのサラダが一つと、青豆の温サラダが一つ、ドリアが一つと、バッファローモッツァレラのピザが一つ、あとデザートにティラミスとジェラートをお願いします」
「はい。かしこまりました」
店員は頭を下げて去って行く。驚いたままの椿は清貴を見つめる。清貴はニコリと笑った。