ただ、君が好き

side銀

 一瞬だった。度の強い眼鏡の奥にあるまっすぐな瞳に射抜かれたのは。今まで恋愛なんて興味がなかったし、きれいな女性や男性にも興味がなかった。なのに彼女は、そんな俺を一瞬で覆した。

 委員会でたまたま一緒になった彼女。正直仕事がこなせればなんでもよかった。でも、こっちをまっすぐに見てくるその目に打たれた。

 自分も彼女も積極的ではない。だから会話を交わすことはめっぽう少ない。それでいい。それがとてつもなく愛おしいと感じる自分は、もう末期なのかもしれない

 
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