愛したい君と愛されたい私は    ~~最強で激甘な総長様に愛されて~~
第一章

始まり

「それでさ〜」

「ギャハハ」

「うちの彼氏がぁ〜」

耳障りな声が聞こえるこの教室に今日も私は足を踏み入れる

自分を演じて

「おっはよー!」

私が明るい声でそう言えばクラス中が会話を止めて扉の方を見る

その後は挨拶の嵐だ

「おはよっ!姫奈乃は今日も美人だね〜」

「美人って言うより可愛いでしょ」

「今日も姫奈乃さん可愛いな…」

「1度でいいから遊んでみてぇ…」

「姫奈乃ちゃ~ん!おはよーう!」

私はみんなと仲が良い

この学校は不良好だからほとんどがギャルとかチャラ男だけど真面目な子や普通の子だっている

他のクラスではそういうのは浮いたりイジメられてたりするけどこの1のAではそういう真面目な子とかとチャラい人も仲良くしている

それは多分私がいるからだと思う

自惚とかではなくてね?

まあまあクラスでカーストの高い私が真面目な子にも話しかければ他の子もいじめたりするわけにはいかなくなるでしょ?

そんな事をするのはその子達は幸せでいてほしいからだと思う

今幸せな子はこの先も幸せでいてほしいって思うから
< 1 / 41 >

この作品をシェア

pagetop